商材情報
・商材名:FXスキャル・タートルEA・アカデミア
・販売者:クロスリテイリング株式会社 松野有希 奥谷隆一
・販売ページ:詳細はこちらから
・返金保証:無し
・販売価格:198,000円
FXスキャル・タートルEA・アカデミアとは
今回検証するのは、クロスリテイリング株式会社
奥谷隆一氏のFXスキャル・タートルEA・アカデミアという
FX専用EAです。
【特徴1】タートルズの手法をEA化
【特徴2】チャートに1本のラインを引くだけ
【特徴3】海外トップトレーダーも大絶賛
【特徴4】相場状況に合わせて設定変更可能
本日は吉村がレビューを担当していきます。
遂先日、クロスリテイリング株式会社より
新しいFX専用EAがリリースされ
早くも注目を集めているようです。
講師はFXスキャル・パーフェクトシグナルの
奥谷隆一氏です。
⇒【FXスキャル・パーフェクトシグナル【検証・評価】レビュー】
今回のFXスキャル・タートルEA・アカデミアは
クロスリテイリング株式会社からリリースする
奥谷隆一氏の2つ目のFX商材ということになります。
ちなみに、現在はまだインフォトップでは
販売されておらず、クロスリテイリングの
メルマガ会員のみへ向けての先行販売となっています。
FXスキャル・タートルEA・アカデミアは
商材タイトルにもあるように、
伝説のトレーダー集団「タートルズ」のロジックを
EAに落とし込んだというものです。
ただ、タートルズが用いていた手法は
中長期のトレンドフォロースイングですが、
奥谷隆一氏のEAは短期のスキャルピングとなっています。
この辺は奥谷隆一氏のアレンジが
加えられているということですね。
また、このEAでの運用結果は2015年で6,929pips、
2016年で11,239pips、2017年は1~9月までの運用で
7,477pipsを獲得しているとのこと。
つまり、この約3年間で約25,000pipsを
獲得している計算になります。
これだけの結果を得ら得るEAとなると
いやがおうにも期待が高まりますね。
推奨通貨ペアは、ドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円、
となっており、レターではこれら4通貨ペアの
これまでのトレード詳細が掲載されています。
これまでのクロスリテイリング株式会社の商材は
長期の検証データやフォワード実績が
公開されることがなかっただけに
この辺は好感が持てますね。
ただ、残念ながら各通貨ペアのトレード商材は
全てテキストによる記載となっており、
リアルな検証データとは言えない内容になっています。
さらに、ここで開示されている情報は
フォワードテスト結果ではなくて、
バックテストでの運用結果のようです。
2015年からバックテストで検証しているのであれば
テキストでの実績開示ではなくて
ストラテジーテスターの結果を見せてもらいたいところです。
やはり、バックテストでの検証といっても
テキストベースでの実績開示では
どうしても信頼度は低くなってしまいます。
FXスキャル・タートルEA・アカデミアのトレードロジック
FXスキャル・タートルEA・アカデミアの手法は
15分足、30分足のトレンドフォローブレイクアウト手法です。
レンジからのトレンドブレイクでエントリーし、
トレンドの初動から終わりまでを
根こそぎ切り取っていくタイプの手法です。
また、商材名にEAと記載されていますが、
一般的なEAのように一旦稼働させたら
あとはほったからしというわけではありません。
FXスキャル・タートルEA・アカデミアでは
エントリーの際のみ裁量が必要となります。
つまり、半裁量・半自動の手法というわけですね。
とはいえ、エントリー時の裁量といっても
「レンジスキャン」という専用のツールが用意されており、
そのツールの指示に従ってトレンドランを引くのみ。
このレンジスキャンはレンジ相場が
ブレイクアウトするであろうポイントへ
ブレイクポイントの目安となるラインを引いてくれます。
こちらがレンジスキャンのラインです。
自動で表示されるこのラインの向こう側へ
手動でトレンドラインを引き、
ローソク足がそのトレンドラインを超えたところで
自動エントリーとなります。
高値ラインをブレイクした場合は「買い」、
安値ラインをブレイクした場合は「売り」です。
エントリーポイントとなるトレンドラインを
自分で引いた後は、
EAに任せてエントリー~決済まで見守るのみです。
ちなみに、FXスキャル・タートルEA・アカデミアの
最大の特徴は決済にあります。
この手法では「分割決済」が採用されており、
1度のエントリーで3つのポジションで利益を狙うことができます。
例えば、3万通貨でポジションを持ったとして、
まずは1万通貨で1回目の利食い、
次に1万通貨で2回目の利食い、
そして最後にあらかじめ設定していたリミットで
3回目の利食いといった流れです。
その上で、FXスキャル・タートルEA・アカデミアの決済は
1.ブレイクアウトの初動で利食い
2.初動のトレンド転換で利食い
3.トレンド終了ポイントで利食い
となっています。
このように、1度のエントリーで
3つのタイミングで決済を行うため
通常のトレードよりも
効率的に資産運用を行うことができるわけです。
戦略としては王道的で
特に目新しさはありませんが、
EAでの自動決済でルールを守りながら運用できる
という点は評価できますね。
特に、タートルズの手法で重要なのは
「ルールを守ること」といわれており、
相場状況からの思い込みや個人的な予測で
トレードルールや資金管理を
破らないことが大切とされています。
事実、当時タートルズで研修を受けたトレーダーには
結果を出せたトレーダーと
そうでないトレーダーが極端にわかれたということですが、
その違いは「ルールを守っていたか」というところにあります。
そういう意味では、FXスキャル・タートルEA・アカデミアは
エントリー時のトレンドラインを引く作業以降は
EAが自動で運用してくれるため、
この辺のルールを破ってしまうという心配がなくなるわけですね。
FXスキャル・タートルEA・アカデミアの評価・感想
FXスキャル・タートルEA・アカデミアのロジックは
論理的かつ説得力のあるものではありますが、
現時点では手法の有効性を裏付ける情報は公開されていません。
EAに関してもレンジスキャンツールにしても
奥谷隆一氏の発言通り、明確なポイントで
稼働してくれるのであれば
運用価値の高いツールと言えますが、
それを判断するためには
どうしてもフォワードテストの結果は
必要不可欠になってきます。
もちろん、実際に運用しているわけではないので
今の段階で完全否定することはできませんが、
FXスキャル・タートルEA・アカデミアが
結果を出せるツールなのかどうかは
実際に運用してみなければわかりません。
そういった意味では
非常に惜しいオファーだと言えますね。
ちなみに、FXスキャル・タートルEA・アカデミアの
販売価格は198,000円と安くはありません。
ストラテジーテスターの結果も公開されておらず、
フォワードテスト結果も公開されていないEAで
この価格はかなり割高だと思いますね…。
もし、同条件でも数万円程度のEAであれば
検証がてらに購入してみるというのはありかもしれませんが、
期待値が判断できないEAに約20万円も支払うのは
なかなか勇気がいることです。
FXスキャル・タートルEA・アカデミア・総合評価
個人的には、“発想”は面白いなと思います。
エントリー後の個人の思惑が介入することもなく、
ルールを守りながら楽に運用できる点は
評価できるポイントです。
ですが、この手のツールは
フォワード実績が命となってきます。
FXスキャル・タートルEA・アカデミアでは
エントリーのトレンドラインを引く際も
レンジスキャンツールを目安にしますし、
それ以降はEA頼みとなります。
つまり、裁量判断よりもツールの性能が
結果に大きく関わってくるわけです。
逆に言えば、ツールの性能が謳われている通り
高い優位性を発揮するのであれば、
購入価値のあるFX商材だと言えます。
ただ、現時点ではそれを判断する術はありません。
クロスリテイリング株式会社の宣伝上では
FXスキャル・タートルEA・アカデミアは
同社史上で最も大きな反響を集めているオファー
ということですので、
今後実践者からの口コミなども数多く出てくるかもしれません。
販売価格も価格ですし、
個人的には急いで参加するよりも
もう少し情報が出てきてからのほうが
賢い選択なのではないかなと思いますね。
ということで、FXスキャル・タートルEA・アカデミアは
ひとまず『要検証商材』と評価しておきたいと思います。
今回の検証は以上になります。
私が検証する商材以外にも気になるものがありましたら
リクエストして頂ければと思います。
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